マスツーリングで幹事を任されたときのポイント

マスツーリングを楽しむライダー達

ゆとりのあるルート設定を心がける

大人数で走るマスツーリングでは、少人数のときとは違って移動に想像以上の時間がかかります。
信号待ち一つをとっても、先頭から最後尾まで全員が一度の青信号で渡り切れることは稀で、どうしても隊列が分断されてしまいがちです。

そのたびに合流のための待ち時間が発生するため、普段なら一時間で着く道のりでも、一時間半から二時間は見積もっておく必要があります。

詰め込みすぎたタイトなスケジュールは参加者の疲労を招くだけでなく、遅れを取り戻そうとしてスピードを出しすぎるなど、思わぬ事故の原因にもなりかねません。

立ち寄る観光地や食事処の数を厳選し、日が暮れる前の明るいうちに解散できるような余裕のある計画を立てることが、全員が笑顔で無事に帰るための第一歩となります。

休憩場所は広さと入りやすさが重要

休憩するコンビニや道の駅を選ぶ際も、大人数ならではの視点が幹事には求められます。
駐車場が狭い施設を選んでしまうと、全員のバイクを停めるスペースが確保できず、車で訪れている他の利用者の迷惑になってしまうことがあります。

また、対向車線をまたぐ右折入場が必要な場所や、カーブの途中で出入り口の見通しが悪い場所は、マスツーリングの長い隊列にとっては非常に危険を伴うため避けたほうが無難です。

ツーリングの計画を立てる段階で、地図アプリのストリートビューなどを活用し、駐車場の広さや出入り口の形状をしっかりと確認しましょう。
左折でスムーズに入場できる大型の休憩スポットをルート上にいくつかピックアップしておくことで、当日の進行が驚くほどスムーズになります。

トラブル時のルールを事前に共有する

どれだけ綿密に計画を立てて慎重に走っていても、途中で信号にはぐれてしまったり、誰かのバイクに急なトラブルが起きたりすることは避けられません。
そのため、出発前のミーティングでルールのすり合わせを行っておくことが極めて重要です。

もし前の集団とはぐれてしまっても、無理にスピードを出して追いかけず、次の予定休憩ポイントまで各自のペースで向かってそこで合流する、といった約束事を参加者全員で共有しておきましょう。

また、隊列の最後尾を走るポジションには、ルートを完全に把握しているベテランライダーを配置すると全体の安心感が格段に高まります。

幹事は先頭を走ることが多いですが、インカムを活用して最後尾のベテランとこまめに連絡を取り合うことで、隊列全体の状況を把握しやすくなり、安全で楽しいツーリングを実現することができますよ。