もしバイクで事故にあってしまったら

過信は禁物!を忘れずに

バイクを運転している誰もが事故に遭うなんて思ってもいないはずです。
鉄のボディに囲まれている自動車とは違ってバイクの場合は生身の体がむき出しの状態のまま運転操作をしなければいけないので、交通事故が発生すると大きなダメージを受けてしまうものです。
自分は気をつけて運転していても、反対車線を走行していた自動車が突然センターラインをはみ出してきてよけきれなかった場合はバイク側に大きなダメージが発生します。

また、場合によってはバイクを運転しているあなたが歩行者などを轢いてしまう可能性もゼロではありません。
突然運転操作を誤って歩行者がいる歩道に乗り上げてしまった場合、歩行者に深刻なダメージを与えてしまう可能性が高くなります。
このように事故の可能性を考えると、誰もが逃れられないことがわかります。
被害者になることも、加害者になることも考えられるので、もしバイクで事故にあってしまったらという最悪の事態が発生した場合を想定しておくことが大切です。

あなたが事故に巻き込まれたら…

バイクを運転している最中に突然事故に巻き込まれてしまうことも想定されます。
大きな事故でなければかすり傷程度で済むかもしれませんが、特に問題がないからと言ってそのまま放置してはいけません。
必ず警察に連絡をして相手の素性を確認したうえで保険の有無などを確認しましょう。
相手が示談に持ち込もうとしても絶対に納得してはいけません。

絶対に示談をしてはいけない理由は、バイクの事故により後遺症が生じる可能性が非常に高いからです。
症状の程度はわかりませんが、何らかの健康被害が生じた場合に事故の証拠がなければ泣き寝入りする結果になります。
面倒に感じられても必ず警察に連絡を入れることを忘れないでください。

あなたが事故を起こしてしまったら…

歩行者を轢いてしまった、電柱に追突して壊してしまったなど自分の運転操作ミスが原因で事故を引き起こした場合は、まずバイクを安全な場所へ移動させて、けが人がいる場合には速やかに救護措置を行って下さい。
相手が軽傷であっても必ず病院に行って診察を受けてもらうことが重要です。
意識がない場合など応急処置が必要な場合は気道を確保するなどを必要に応じて行ない、速やかに救急車を呼んでください。
その後、警察や保険会社に連絡を入れて指示に従ってください。

絶対にやってはいけないのは、恐ろしくなったからとの理由で現場から逃げ出してしまうことです。
特にけが人がいる場合には「ひき逃げ」として扱われるため、罪が非常に重たくなるので注意が必要です。
まずは冷静になって現実を認め、適切な行動をとるように心がけることを第一に考えてください。